知っておきたいスキンケア化粧品の成分〜基礎編〜

からだ

 

正しく知る、選ぶ〜スキンケア化粧品編〜

みなさんは化粧品を買うときにどうやって決めていますか?パッケージ?CMで良さそう?安いから?ずっと使っているから?
どんな決め方でもOKですが、入っている中身に意識してみると新たな発見があったり、自分にあったものを選べるかもしれません。
今回はスキンケア化粧品の成分についてお伝えしていきます。

皮膚について

・皮膚は人体で一番大きな組織です。
表皮・真皮・皮下組織の3層構造からなります
表皮の厚み:0.2mm
真皮の厚み:1.8mm
・皮膚表面には皮溝(ひこう)と皮丘(ひきゅう)が存在
皮溝の幅が狭く、浅すぎず適度な深さの皮膚は肌状態が良いとされています。
・毛細血管は真皮部分まで届いており、熱や酸素、栄養素を運んだり、老廃物を運搬します

角質の働き

・角質は表皮の一番表面にありわずか0.02mm(ラップ1枚程度)
*一般的に、化粧品の浸透表現が許されるのは角質の部分です!
・角層の最表面の皮脂膜は三大保湿因子があり、肌のうるおいを保ちます。

テレビのCMなどで奥まで化粧水が浸透と表現されることがありますが、浸透すると言っても一般的にはこの角質層までです!肌はそれほど薄い組織なんですね。

肌の三大保湿因子とは?

角質層の皮脂膜、NMF(天然保湿因子)、細胞間脂質(セラミド)が機能している時、肌は正常な状態と言えます。特にNMF(天然保湿因子)は、角質細胞内の水分を保持します。

何らかの原因で肌のバランスが崩れている時、角質層にすきまができ、刺激が入り込みやすく、水分が蒸発しやすくなります。

モイスチャーバランス理論とは?

人間の肌はこの3つ(皮脂膜、NMF(天然保湿因子)、細胞間脂質(セラミド))の保湿因子がバランスよく機能しながら、肌を正常に保っています。

何らかの原因でバランスが崩れている場合は、皮膚に不足している成分をそのもの或いは類似成分で補うのがスキンケア化粧品の考え方です。ご自身の肌にあった、水分-油分-保湿剤をスキンケア商品で選ぶことが重要なのです

スキンケア化粧品のベースは大きく4つ

今までお伝えした三大保湿因子を外側から補っていくため、スキンケア化粧品は主にこの3つの成分で構成されています。

水:精製水や芳香蒸留水などベースとなるもの
水性成分:1、3-ブチレングリコールやグリセリンなどの保湿剤やエタノールなど
油性成分:エステル油や植物油系油などエモリエント効果を与える
界面活性剤:水と油をうまく安定化させるために添加されている

一般的な基礎化粧品の構成

このように、クリームは油性成分や界面活性剤の成分が、化粧水より多く含まれていることがわかります。

化粧品成分表示の基本ルール

化粧品成分の基本ルールは下記の5つ

1、配合量の多い順にすべて記載する
2、配合濃度が1%以下の成分は順不同の記載でもよい
3、着色剤は配合量にかかわらず末尾にまとめて記載してもよい
4、香料として配合される成分の一つひとつには表示義務がないため、ひとまとめにして「香料」と記載できる
5、キャリーオーバー成分は記載しなくて良い

こちらの基本ルールの中で覚えて覚えておいていただきたいのは、含有量の多い成分から順に記載されていることと、1%以下の成分は順不同になっていること。
一般的に美容成分の含有量は、1%以下で効果を発揮するものがほとんどです。
〇〇エキスと書かれていたらそのあとの成分はほぼ1%以下の含有量ということになります。

自分でできる化粧水作り

しっとり化粧水

以下の材料を混ぜるだけ!

精製水(フローラルウォーター)……40ml
グリセリン……5ml
スイートアーモンドオイル……5ml

材料はこちら

いかがでしたか?化粧品の成分が自分でわかるようになると口コミやレビューだけでなく、自分にあった成分を選べれるようになるとより一層楽しくなりますね♪

オリーブケアのインスタでは化粧品作りを5月下旬に行う予定です♪下記をフォローしてお待ちくださいね♪

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