春の訪れとともにやってくる花粉症に悩む方も多いのではないでしょうか。
今回は、植物の力を借りたハーブやアロマを活用した対策方法(エルダーフラワー、ネトル、ユーカリ)をご紹介します。これらを取り入れて、快適な春を過ごしましょう。
アレルギーとは?
アレルギーとは、免疫反応によってもたらされる生体の傷害です。免疫反応は本来異物の侵入から生体を守るために機能するものですがこれが適切に制御される生体に不利に働くものをアレルギーといいます
アレルギーが起きるメカニズムとは?
- 体内に花粉など抗原が侵入すると、B細胞で抗体が作られます。
- 細胞は抗体をつけ抗原(花粉など)を待ち受けます。この時点ではアレルギー反応はおきません。
- 抗体に抗原が結合すると、細胞内からヒスタミンなどの生理活性物質が放出されます。
- 血管透過性の亢進、毛細血管の拡張が起こりアレルギー反応が発現します。
つまり、アレルギー物質が、口や鼻・目に入ると、体がそれを「異物」と判断します。その異物から体を守ろうとして起こるのがアレルギー症状なのです。
花粉症とは?
花粉症は、アレルギー性疾患の一つ。
「季節性アレルギー性鼻炎」「季節性アレルギー性結膜炎」などの総称です。花粉症の原因となる花粉はスギ・ヒノキ・ブタクサなど、1年を通してさまざまありますが、特に春先になると、スギ花粉による花粉症の症状の方が多くなります。
花粉症とわかったら、まずはアレルギーの引き金となる花粉に触れないことが一番。「マスク」「うがい・手洗い」などで、できるだけ花粉を吸い込まない、触れないように気をつけましょう。免疫に関わる疾患なので免疫力を高めることも重要です。
花粉症の時期に取り入れてみたいハーブ&アロマ 3選
今回紹介するのは、エルダーフラワー、ネトル、ユーカリの3つです。
エルダーフラワー
フラボノイドを多く含みます。抗アレルギー作用を持ち、カタル症状(粘膜の炎症)を鎮めるため、欧米ではくしゃみ・鼻水・鼻づまりといった花粉症症状にも用いられることがあります。
ハーブコーディアルがおすすめ
サイダーやお水で割るコーディアルは飲みやすくこちらもおすすめ。白ワイン割りでパーティーに使用されることもあります。手土産にもピッタリですよ
ネトル
ネトルフラボノイドやクロロフィル、ビタミン、ミネラルを豊富に含むハーブとして知られています。特にケルセチンというフラボノイドの働きにより、鼻づまりや涙目の解消、ヒスタミンを抑制する作用があります。味は、緑茶のような味わいであっさりしています。
合わせて読みたい花粉症の人のための植物療法① 〜デトックスハーブネトルの力〜
ユーカリ
ユーカリの葉から蒸留した精油は、スーッとする香りが特徴です。花粉症の時期に芳香浴や蒸気吸入でよく用いられます。ティッシュに数的垂らして吸入したり、マスクスプレーにするのがおすすめ。
最後に
花粉症は辛い症状が続くものですが、自然の力を活用したハーブやアロマを取り入れることで、少しでも快適に過ごすことができます。
ぜひ、今回ご紹介したハーブやアロマを試してみてくださいね。
ただし、症状が酷く日常生活に支障が出る場合は、内服薬や治療をおすすめします。自己判断せずに、かかりつけの医師や薬剤師に相談しましょう。
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